基本の投資用語をわかりやすく解説

資産形成の基礎知識

投資を始める際には、基本的な用語を理解することが重要です。初心者でもスムーズに資産形成を進められるよう、以下に代表的な投資用語をわかりやすく解説します。


1. 株式(かぶしき)

企業が資金を集めるために発行する証券で、投資家はこれを購入することで会社の一部を所有することになります。株主は、企業の成長によって株価の値上がり益(キャピタルゲイン)や、利益の一部を分配される配当を得ることができます。

例:
「トヨタの株を100株持っていたら、トヨタのオーナーの一人ということになります。」


2. 投資信託(とうししんたく)

多くの投資家から資金を集めて、プロのファンドマネージャーが運用する金融商品。株式、債券、不動産などに分散投資することで、リスクを低減しながら運用できます。

例:
「投資信託は、お金をプロに預けて運用してもらうイメージ。」


3. NISA(ニーサ)

日本政府が投資を促進するために作った制度で、利益が非課税になる口座のこと。2024年から新NISAとして制度が大きく変更され、より使いやすくなりました。

  • 非課税保有期間が無期限に(以前はつみたてNISA20年、一般NISA5年)
  • 年間投資枠の拡大(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)
  • 生涯投資枠1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)
  • 投資枠の再利用が可能(売却すれば枠が復活)
  • 制度の恒久化(従来のNISAは時限措置だった)

例:
「NISAを使えば、投資で得た利益がまるごと自分のものになる!」

詳細情報: 金融庁公式サイト


4. iDeCo(イデコ)

個人型確定拠出年金のこと。毎月一定額を積み立て、60歳以降に受け取れる年金制度。掛け金は所得控除の対象となるため、節税効果が大きい。

例:
「iDeCoに加入すると、将来の年金を作りながら税金も節約できる!」


5. 配当金(はいとうきん)

企業が利益の一部を株主に還元するお金のこと。特に高配当株は、定期的に安定した収入を得られるため、長期投資家に人気。

例:
「NTTの株を持っていると、毎年配当金がもらえる!」


6. ETF(上場投資信託)

株式市場で売買できる投資信託。TOPIXやS&P500などの指数に連動するものが多く、分散投資が手軽にできる

例:
「ETFなら、1本買うだけでアメリカの主要企業500社に投資できる!」


7. PER(株価収益率)

株価が企業の利益に対して割安か割高かを判断する指標。
計算式は PER=株価 ÷ 1株当たり純利益(EPS)
一般的にPERが低いと割安、高いと割高とされる。

例:
「PERが10倍なら、投資したお金を10年で回収できるイメージ。」


8. PBR(株価純資産倍率)

企業の純資産(会社の財産)に対して株価がどれくらいの割合かを示す指標。
計算式は PBR=株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)
一般的に PBRが1倍以下なら、株価が割安とされる。

例:
「PBRが0.8倍なら、会社の価値よりも株価が安い可能性がある。」


9. インデックス投資

日経平均株価やS&P500など、市場の指数に連動する投資方法。手間がかからず、長期的に安定したリターンが期待できる。

例:
「インデックス投資なら、アメリカ全体の成長に乗ることができる!」


10. キャピタルゲイン & インカムゲイン

投資の利益には、**売却益(キャピタルゲイン)配当・利息収入(インカムゲイン)**の2種類がある。
・キャピタルゲイン=「株を安く買って高く売る」
・インカムゲイン=「持っているだけで定期的にお金が入る」

例:
「成長株でキャピタルゲイン、高配当株でインカムゲインを狙う!」


まとめ

投資を始めるには、まず基本的な用語を理解することが大切です。今回紹介した言葉は、実際の投資判断にも役立つので、ぜひ覚えておきましょう!

さらに詳しく学ぶなら?
金融庁公式サイト(NISA・iDeCo解説)
ウエルスアドバイザー(株式・投信情報)

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